昭和6年、日本橋に創業した洋食店「たいめいけん」。お昼時には老若男女問わず列を作る人で溢れ、老舗洋食店の味をいまかいまかと楽しみに待っている。今回訪れたのは本格的な洋食が味わえる2階の店舗。昔から変わらない、俵形の平たいハンバーグをいただく。「〝いつものハンバーグを食べたい〞と思ってきてくれる人を大切に、付け合わせの野菜で季節感と変化を楽しんでもらいたい」と話してくれたのは、3代目シェフの茂出木浩司さん。ハンバーグは、100%和牛ヒレ肉を使用。包丁で切ったような感覚を残すため、フードプロセッサーで粗くミンチにする。そのほかの材料は、パン粉、卵、生クリーム、ナツメグ、タマネギ、塩、ホワイトペッパー。これらをミンチと混ぜ合わせる。肉の味を引き立たせるために素材はあえてシンプルにしている。最後に混ぜ合わせる玉ねぎは、バターで炒めて甘みを出したものと、少し辛みを足すためにフレッシュなものの2種類を用意。肉だけでなく、すべての食材を使い分け、最大限に活かしていることも、おいしさの秘訣だ。
続きは「だいごみ秋号」の紙面で。
今号の特集は「山の手、下町、うまい肉料理」。肉という素材に手間と時間をかけて仕上げた一皿の“だいごみ”に迫ります!
たいめいけん(2F)
- 住所
- 東京都中央区日本橋1-12-10
- TEL
- 03-3271-2464(2F予約)
- 営業時間
- 平日ランチ 11時~14時30分(14時L.O.)ディナー 17時~20時30分(20時L.O.)
- 土 ランチ 11時~15時(14時30分L.O.) ディナー 17時~21時(20時30分L.O.)
- 定休日
- 日・祝